※本記事にはプロモーションが含まれています。
Audibleの聴き放題プランでおすすめのタイトルを紹介します!
『騎士団長殺し』|村上春樹
ナレーター: 高橋 一生
「ねじまき鳥クロニクル」以降の村上春樹作品はなんとなく自分に合わないのですが、それでもおすすめする理由の一番は、俳優の高橋一生さんの朗読が本当に素晴らしいからです。心地よい低音ボイス、登場人物ごとの微妙な声色の使い分け、まるで高橋一生さんの一人芝居を見ているような気分になります。
村上春樹作品の苦手な部分(主人公がたいして努力してなさそうなのに簡単に複数の女性と寝たりするところとか)もありつつ、全体的にはストーリーに引き込まれて面白かったと思います。それが高橋一生さんの朗読によってさらに作品の格が上がっていると感じました。これこそオーディオブックという形態の良い面が大いに現れた作品だと思います。
『モモ』|ミヒャエル・エンデ
ナレーター:高山 みなみ
児童書でありながら哲学書のような考えさせられる内容です。子供の頃に読みましたが細部は覚えておらず、Audibleでみつけて聴いてみました。
モモの暮らす貧しくも暖かい環境は、現代社会ではもう取り戻すことはできないのかもしれませんが、それでもこの世界が好きです。
ナレーターは「名探偵コナン」のコナン役でおなじみ高山みなみさん。登場人物によって様々な声色を使い分けていて一人で読み上げているとは思えず、さすがプロの声優さんです。たまにコナンが頭によぎります。
『模倣犯』|宮部みゆき
ナレーター: 加藤 将之
宮部みゆき作品の中でも、映画化・ドラマ化もされている有名な作品ですね。
Audibleでは、1~5までトータルで約75時間というボリュームです。
登場人物一人一人のストーリーを細やかに描写されており見事でした。逆に、まったく共感できない人物の心理描写を延々と聴いているのが苦痛である箇所もありましたが・・・。
必要以上に抑揚をつけないナレーションがちょうどよく、本を読んでいるのに近い感覚がしました。