【2024年本屋大賞受賞!】『成瀬は天下を取りにいく』Audibleで聞いてみた

※本記事にはプロモーションが含まれています。

山田
山田

2024年の本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』はAudibleで聴くことができます!

「本屋大賞」とは

「本屋大賞」は、書店員さんの投票だけで選ばれる賞です。
日々たくさんの本に触れ、読者であるお客と接する書店員さんが選んだ本となると、ぜひ読んでみたいですよね。過去には『舟を編む』(三浦しをん)、『告白』(湊かなえ)、『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)なども受賞しています。

『成瀬は天下を取りにいく』/Audibleで聴いた感想

著者: 宮島 未奈
ナレーター: 鳴瀬 まみ

「成瀬は天下を取りにいく」はAudibleの聴き放題プランで聴くことができます。
読みたいけれど時間が取れない、眼精疲労で読書が辛い、という方はぜひAudibleで聴いてみてください。以下感想です。

膳所に行ってみたい

舞台は滋賀県大津市、膳所駅周辺。
「膳所」は「ぜぜ」と読むそうです。知っていましたか?

主人公である膳所市在住の女子中学生、成瀬あかりはちょっと変人。
ある日友人である島崎みゆきに、1か月後に閉店を控える西武大津店からの中継に毎日映ることを宣言します。

物語は成瀬を取り巻く人々の視点で語られていきます。
この成瀬、幼い頃から他人の目を気にすることなく、自分の目標に向かって走り続け、とてもかっこいい。人目を気にしてやりたいことを思い切りできなかった学生時代に読めていたらよかったなぁと思います。中高生にもぜひ読んでもらいたい作品です。

ローカルな地名などがたくさんでてきて、どこまでが実在でどこが創作なのかわかりませんでしたが、地元の方にとっては嬉しいのではないでしょうか。
大津や膳所に縁もゆかりもない自分でも、西武大津店の閉店にはほろりとしてしまいました。
いつか膳所に行けたら、びっくりドンキーでチーズバーグディッシュを食べたいと思います。

特に大きな事件が起きるわけではない

成瀬は自分で決めた突拍子もないことを着実に決行するけれど、それによって何か大きな事件が起きるわけではありません。

しかし、成瀬のまっすぐさ、取り巻く人々それぞれの想いが胸に沁み、読み終わった後にはなんとも言えない爽快感が残ります。
人生を、自分の力でもうちょっとだけ楽しいものにできるような気持ちになりました。

実は「島崎みゆき」が一番好き

成瀬の友人「島崎みゆき」。
自分では成瀬と同じマンションに生まれただけの凡人と言っているけれど、実は物語の中で一番すごい人なのではないかと思っています。

コミュニケーション能力が高く友人も多いけど、変人成瀬のことも理解し不思議な友情を築ける懐の深さ。実は成瀬より熱い想いを抱いているのではと思わせる言動。でも全体としてはすごくさっぱりとした性格。好きです。

ナレーションに違和感なし

ナレーターは鳴瀬まみさん。滋賀県出身だそうです!

オーディオブックで本を聴くとき、本の内容以前にナレーターに違和感があり途中でやめてしまうことも正直あります(もちろん個人の好みですが)。
「成瀬は天下を取りにいく」のナレーションは聞きやすく人物ごとの話分けも上手で素晴らしかったです。
成瀬シリーズ第二弾の「成瀬は信じた道をいく」も2024年7月5日にAudibleで配信予定のようなので、ぜひ同じナレーターの方だと嬉しいです。

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本屋大賞受賞の「成瀬は天下を取りにいく」、気になった方はぜひ無料体験に登録して聴いてみてください。

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やっぱり書籍で読みたい方へ。

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